ラベル

2013年5月15日水曜日

東教区50年記念大会〜676名の参加者が三鷹に集う!

五月晴れに恵まれた5月4日、多くの方の参加を得て記念大会は挙行されました。会場前の広場に午前10時、力強い民族打楽器の小太鼓の音が響き渡り開会を知らせます。次いで、浅野実行委員長が高らかに開会を宣言。記念大会がスタート。参加の多くの方が言葉に託せない感動を表明され、沢山の反響がありました。
十時から十三時の時間帯は、「集会の部」と「宣教の部」に構成され、人との出会い、語り合い学びあうことを目的に、多様なプログラムが準備されました。大会参加者は各自の興味のあるイベントに三々五々出席しました。まずは、私たちルーテル教会員自身が、ルーテルの良さを一日味わい体験しよう、そのための時間と場所を提供しようというのが、大会企画のねらいです。集会の部「フェスタゾーン」では多彩なプログラムを準備。宣教の部「ルーテルの学び」では、シンポジウム“東教区の過去・現在・未来”、「“あつまれ!こどもたち。次世代プログラム”」、そして、五チーム参加の「コンサート」、宣教の部「東教区PRブース」、プロ屋台による昼食コーナーなど、どのコーナーも満席でした。
感動・感激・感謝のひと時
50年目の出会いと喜びと交わり、東教区の歴史が主に導かれたことに感謝を篤くし、将来を神さまにゆだね福音宣教ができることを感謝したひと時でもありました。
授かった主の祝福を次の50年に伝える旅に出発
午後の「派遣聖餐礼拝」では、深い思いから準備された「みことば」と「祈り」・「希望のメッセージ」、聖餐と祝福にあずかることで、イエス・キリスト が私たちと共にいてくださることを喜び感謝し、授かった神の祝福を次の五拾年に伝えるために、新しく出発ができました。先行きの見えない現実のなかにあっても、ルーテルの派遣礼拝の体験は人々の心を捉え、心を突き動かしたようです。会場内外の声(一部)です。
●    「礼拝」での賛美が、色彩あふれたハーモニーとサウンドでいっぱい。素晴らしさに感動。
●    人間の「存在」そのものを問うようなみことば・讃美歌にあらためて「深さ」「重さ」を感じました。大人数で歌う讃美歌が礼拝堂に響きわたり、壮観でした。
●    新緑のICUキャンパス、素敵ですね。新式文による礼拝では、浅野教区長の力強い「みことば」、復活のイエス様を信じ喜び歩もうと励まされ、「みことば」が深くしみいるようでした。
●    次世代を担う子供たちとコンサートに出演。素敵な思い出となりました。50年後、再びバナーを掲げた子供たち世代が百年大会を盛り上げてくれるように、祈ります。
●    派遣聖餐礼拝(ICUチャペル)には、632名が出席
●    献金額609692円

文責(記念大会実行委員) 津川 栄一 
 

第12回九州教区 信徒大会が開かれました

 4年に一度の九州教区信徒大会は、去る3月19・20日、熊本の九州学院を会場に開催されました。今回で12回を数えます。参加者は、二日間平均約200人超でした。
 大会主題は、「全きものとなる私たちの喜び」とし、主題聖句を、ヨハネの手紙第1章3b節といたしました。
 
主題講演者として、高知の清和女子中・高校長黒田朔先生をお招きし、「牧会お助けマンが語る~素敵なクリスチャンライフ」の演題で、2回に亘り、お話を頂きました。
 先生は、「私たちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりであり、この交わりが、私どもを育て守る。基督者は、今、永遠の命を生きている。信仰生活の基本は、選択+決断+覚悟。私たちは、〈自分のシナリオ〉で生きるのではなく、〈神様のシナリオ〉に従って生きることが肝要。この生き方は、人を楽にし、希望と喜びに満ち溢れた素敵なクリスチャンライフを導き出す」と説かれました。
 先生は、穏やかな口調で、時にユーモアを交え、聴く者には、清々しく、心を動かす一言一言でした。

 大会は、声高らかに神を賛美し、共に聖餐に与った派遣礼拝で終わりました。ルーテル学院中高のハンドベル、平成音楽大学トロンボーンアンサンブル、市内ルーテル教会の音楽グループ〝ラウダームス〟とファミリーバンド“グレース&フレンズ”による音楽奉仕、熊本県内の教会と施設関係教職者による聖餐式は、大変な恵みと感謝でした。
 今回は、信仰の友との交流を深める機会として朝食交流会を設け、熊本の女性会奉仕によるおにぎりと味噌汁が振る舞われました。

 大会期間中には、各教会や施設の物品販売が店開きし、東日本大震災復興支援コーナーも設けられ、どちらも盛況でした。
 今大会は、2017年の「宗教改革500年の時」を視野にしての開催でした

2013年5月2日木曜日

女子学生会館「文京カテリーナ」と小石川教会の耐震工事、進捗状況




  小石川教会   牧師   徳野昌博

 1月28日(月)に、耐震工事の起工式を小石川教会の礼拝堂で行い、その翌日から、工事は本格的に始まりました。教会部分の工事は2月10日の主日礼拝終了まで待っていただきました。最後の礼拝後、教会員と一緒に片付けや持ち出すものの分別をしました。大掃除同然で、それなりにたいへんでしたが、身軽になった感じがして、爽快でした。
 工事は6月末に完了する予定です。教会部分は5月末まで立ち入り禁止です。その間、主日礼拝は、お隣り、と言っても、一つの同じ建物の中にあるわけですが、日本福音ルーテル教会の収益事業の一つである、女子学生会館「文京カテリーナ」の食堂をお借りして行っています。都合15回です。
 その間、カテリーナの食堂部分の工事は後回しになるわけで、便宜を図ってもらっています。カテリーナの全面的なご理解とご協力をいただいて、主日礼拝が普段通り行われていることは、まことにありがたいことです。
 工事内容としては、「ピタコラム」と言う、かすがい様の鉄骨による外壁の補強(一部は建物内部にもはめ込むようです)。それと、礼拝堂のように、柱が少なく、空間部分が広く、大きいところは、梁や柱に鉄骨を添え木のようにして補強したり、補強壁を新たに設置するというものです。そのために礼拝堂も集会室も牧師執務室も狭くなるのですが、安全安心には代えられません。特に、カテリーナは150名からの女子学生さんをお預かりしているわけで、社会的責任を果たす点でも、耐震工事は不可避のことだと思います。
 「耐震工事に着手」ということで、この4月、カテリーナは満室でスタートできました。2年ぶりのことです。1980年の開業年を除いて、その後は、ずーっと満室で年度をスタートしていたのですが、東日本大震災が発生した2011年、そして、その翌年2012年は満室にできませんでした。大震災の影響はもちろん、恒常的な少子化、不景気、それに加えて、同種施設の過当競争という逆風の中、カテリーナの職員さんたちは、必死になって対策を講じておられたことを、私も、月に一度の「職員ミーティング」に陪席させていただいていて、つぶさに見、聞き及んでいました。ですから、満室スタートの報告は、うれしいことでした。
 教会は教会で、礼拝堂に比べると、手狭な食堂ですが、まさしく肩を寄せ合っての礼拝は、出席者同士の距離を縮め、なごやかな雰囲気を一層醸し出しています。日曜日ごとの「礼拝堂」設営、撤収も、たいへんですが、一致協力して作業し、回を重ねるごとに工夫がなされ、時間も短縮、楽しくやっています。「すっかり慣れた頃に、礼拝堂へ戻ることになるんですね」と言葉を交わしつつ、工事の完了を待っています。その日は、小石川教会にとっても、カテリーナにとっても、希望に満ちた再出発となることでしょう。

2013春のティーンズ キャンプが開かれました 


 3月26(火)~28日(木) 国立阿蘇青少年の家 
        キャンプ長 角本浩

 「イエス・キリストについて知っていることはどんなことですか?」「あなたにとってイエス・キリストはどういう存在ですか?」94名のティーンズは申込書に記されたこの質問に答えてから、春キャンに参加しました。

 「いつも共にいてくれる方」「奇跡を行った」「尊敬できる人」「12月25日が誕生日」「神の子、救い主」「神様と私の橋渡し」「守護霊みたい」などなど。皆さんならどんなふうにお答えになるでしょうか。
 今回の春キャンは「イエス・キリストに出会う」をテーマとしました。普段の教会生活ではなかなか味わえない「からだで味わう経験」をいっぱいしました。足を洗い合う、茨をかぶる、背中に十字架(枕木)を背負う・・・。ただ単に「尊敬できる人」ではなく、どのように私たちを救われたお方なのかを知るために。最終日に一人ずつ行った感想は、キャンプ前の答えとは違う深みが感じられるものとなりました。
 同じ信仰をもち、同じ讃美を歌い、同じ祈りをささげる同世代の仲間と過ごす。これも普段それぞれの教会では味わえないことです。帰路わたしが車に乗せていったキャンパーたちも阿蘇を離れるにつれ、「ああ、春キャンが終わるう」と寂しそう。中身の詰まった三日間を皆が堪能しました。
この中高生たちがやがて、あなたの教会を支える重要な存在になります。祈っていてください。今後ともご支援ください。
 今回、私はキャンプ長でしたが、  はっきり申し上げてほとんど何もしていません。座って見守っていればすべてが進んでいきます。準備の段階から最後の仕上げまで。それはスタッフの方々が実に素晴らしく組織的に動いておられるためです。 今回は20回目を数えましたが、これまでの19回の間にさまざまなご苦労をなさりながら、ここまで来られたのだと実感しました。次世代への信仰継承のために、労を惜しまず尽くしておられる方々がおられること、最後になりますが、感謝をもってご報告しておきます。