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2014年2月21日金曜日

日本ルーテル神学校・ルーテル学院大学に 新しい展開

創立115年の日本ルーテル神学校、50年目の節目のルーテル学院大学(東京・三鷹)でこの春大きな変化が起こります。  まず、大学ですが、学科を再編します。神学部神学科で出発し(現在はキリスト教学科)、社会福祉学科、さらに臨床心理学科の3学科体制をルーテルの特徴としてきました。  それが、少子化はじめ外部環境が厳しくなる中で、生き残りさらに新たな発展をするためのユニークな大学にするために、「1学科5コース」体制を選び取りました。  学科名を人間福祉心理学科とし、キリスト教人間学、福祉相談援助、地域福祉開発、臨床心理、子ども支援コースを揃え、従来のルーテルの教育・研究の蓄積を出口を はっきりさせながら再編しました。1学科であることから、コース間の壁は低く、学生の関心に応じて幅広い学びができます。  神学校も入学資格を大卒とし、宣教を主題にカリキュラムを充実させます。大学の旧課程の移行に合わせ3年かけて新カリキュラムに移ります。  教学態勢の改革と同時に4年に一度の学長・校長選挙で長の顔ぶれが変わりました。神学校長は江藤直純教授(日本福音ルーテル教会牧師)が12年務めた 後、新たに石居基夫教授(日本福音ルーテル教会牧師)が第10代の校長に就任します。新しい感覚で牧師養成の先頭に立ちます。  大学は、やはり12年間学長を務めた市川一宏教授のあとには現神学校の江藤校長が選ばれました。神学教師の二人が二つの重責を担うので、神学教育が手薄にならないように、多くの方の協力を得て大学の改革路線を推し進めつつ、神学校で牧師養成にあたります。  ルーテル学院は後援会の支援を得て、2年間かけてパイプオルガン設置のための献金(千百万円)も募ることになりました。  教会が立てたこの教育機関の存続と発展のために、多くの方々の祈りと協力が期待されています。